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還暦ゾウ 終の住処

 偶然見かけた放送で、還暦になる象のことが取り上げられていました。





 小田原市立動物園に飼育されている、象の『ウメ子』(60歳)に寄せられた市民からの声。それは、「市が管理する小さな動物園に今年60歳になるウメ子という象がただ1頭で飼育されているのですが、飼育環境が適切でないと感じました」というもの。

 
 

 昭和25年に小田原にきてから、現在まで、飼育員が直接飼育をし、管理をしてきたので元気で生活しているという。しかし、11年前には、動物園監査では、「飼育環境が劣悪」ということや異常行動について問題なっていたようだ。
 
 千葉県勝浦市に所在する「勝浦ぞうの楽園」では、広大な山野にある場所に、元気な内に移送をさせて、自然の姿で余生を過ごさせたい。最後は土の上でゆっくり過ごさせてやりたい。と引き取りを希望した「勝浦ぞうの楽園」の園長は言う。
 


 番組内では、小田原にきてから57年は経っているというのに、今環境を変えるのはどうか。象に聞いてみないと分からない。という声が上がっていた。



 確かに、象はデリケートな動物で、環境や飼育の変化でストレスを感じ体を悪くすることもある。既に、人間社会のなかで生きている象に、住むなれた場所を離れ、慣れない環境で過ごすことが果たしていいのかどうか。



 これも、人間の勝手な都合でしかないと思うけれど。60歳になる象の移送は大変困難ではないかと私は思う。
 以前、長寿の象について調査、取材をして私自身が感じたことでもあるけれど、今さらということも感じられます。

Sora


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by sora_atmosphere | 2007-03-25 15:57 | 日記/Life