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ジョージ・ラーブ・エッチング展

ジョージ・ラーブ・エッチング展_f0053506_1304782.jpg先日、試験の帰りに、カナダ大使館高円宮記念ギャラリーで開催中の、「ジョージ・ラーブ・エッチング展:カナダの自然」を鑑賞してきました。









ジョージ・ラーブは、カナダのトロント北東のミルブルックを拠点に制作、活動しているアーティストで、自然の風景を題材にしたエッチング作品を製作しています。
製作は、全てカナダのアトリエで行っているようです。

素材は、紙を使用しているのですが、入り口に一点、屏風に描いた作品があるのですが、こちらは紙素材に金を用いていました。
先日、写真的と書いたのですが、フォトエッチング、写真も素材にしていました。写真技術も転写するという、エッチングの技法に似ている気がしますが、写真術もカラーがまだ発明されていないときは、やはり塗料で色付けしていたりしているので、もしかしたら同じ技法なのかもしれません。
ラーブの作品の凹版技法は、エッチング、アクアチント、エングレーヴィング、フォトエッチング、水彩とのことです。エッチングプレートを手で作り、手動エッチングプレス機で印刷し、手で色づけしている作品もあり、それは、見るとどれか分かりますが、でもそのエッチングと水彩の色使いがとても綺麗でした。まさに神秘的。

ラーブは、自分の作品についての言葉で、消滅しつつある自然に対する認識を高め、自然の美しさと、多様な生態系も守るためにも、自然保護の重要性の理解を深めてほしいと作品を鑑賞する人に述べています。

失われゆく、自然、そして生態系をやはり私たちは、大事にしていかなければないのだと思います。

Sora


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by sora_atmosphere | 2008-08-09 13:33 | 展覧会/Exhibition