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ヒトラーの贋札

ヒトラーの贋札_f0053506_2353561.jpg第二次世界大戦中に、ドイツのザクセンハウゼン収容所の秘密工場で行われていた、ポンド札大量贋造工作。イギリスへ経済的打撃を狙ってのことだった。それらは、ユダヤ系の技術者たちに行わさせていた。これを「ベルンハルト作戦」という。

日比谷のシャンテ・シネで上映されている、「ヒトラーの贋札」の鑑賞に行きました。

この映画は、生き残ったユダヤ系印刷技師、アドルフ・ブルガー氏の原作にもとずくもの作品。この現場を実際に体験しているということ。6年間を収容所で生き抜いてきた、ということは裏切りとは言え、捉えられたユダヤ人と同じような宿命にも感じる。

ただ、この主人公のモデルとなったサロモン・ソロヴィッチ(サロモン・スモリアノフ)は、戦後もこの偽札作りに手を染めて、国外追放になったという。本編の前半と後半で描かれている。なんでそんなことをしたのだろう。

私は期待し過ぎていたせいか、なんだかあっさりとしていたようにも感じました。私自身、もう少し重いものでないと物足りないのか。そういうわけではなく、心にズシリとくるものが少し足りなかったように感じます。原作を読んでから観にいけば良かったのかもしれませんが。

ただ、ショッキングなシーンはありました。それだけが忘れることが出来ません。原作を読みたいと思います。

Sora


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by sora_atmosphere | 2008-02-16 00:17 | 映画/Cinema