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アルノー・デプレシャン監督作品>キングス&クイーン

 今日は昨日見たホロコースト関係とはまた離れた映画作品から。

 『フラン・パルレ』というフランスの情報誌のフリーぺーパーに、デプレシャン新作の情報が掲載されていたので読んでいました。

 シアターイメージフォーラムで、7月21日まで放映されている「キングス&クイーン」。

 キングス&クイーン オフィシャルwebサイト

 ストーリーは二部構成になっていて、2部は1部の続編です。
 
 フリーペーパーに掲載されている監督のインタビューで、デプレシャンは自身を"シネフィル(映画通)"と語っています。シネフィルというとイメージとして固いように捕らえられているということに対して、デプレシャン"それは違う。それは小説や演劇といった崇高な芸術のことをいうのではないか"といっています。映画は、楽しめるから素晴らしい。これが大衆向けの映画なのではないか。というのです。

 私も「魂を救え!」というデプレシャンの映画にはストーリーを引き付けられるものを感じるし、飽きさせないと思いました。それは素材もそうですし、何かもっとも人としての繋がりや出来事で不安になることを明瞭に表現しているからではないかとも思います。

 この作品のテーマは、家族の終焉と新たな絆の有り方を提示したものだと紹介されています。
 スピルバーグ監督作「ミュンヘン」で異才を放っていた、デプレシャン作品常連のマチュー・アマルリックも出演しています。
 
 久しぶりにしんみりとデプレシャン作品に堪能したくなりました。

Sora

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by sora_atmosphere | 2006-07-16 16:20 | 映画/Cinema