林重男写真展
「このような記録はわたしたちの写真が永遠に最後であるように」
(『爆心地ヒロシマに入る』林重男著より)
一日目は、世界遺産、広島の記念碑(原爆ドーム)を見た後、平和公園内にある、広島記念資料館へ。
地下1階展示室では、広島壊滅を記録した写真家の企画展『林重男写真展』がちょうど開催されていました。
原爆投下直後の広島もデータベース化され、パノラマで見れます。
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太田川川辺に近い広島商工会議所屋上からのパノラマ(基町/爆心地から北北西約320m)撮影1945年10月上旬
中心部繁華街にあった中国新聞社ビル屋上からのパノラマ(胡町/爆心地から東約900m)撮影1945年10月上旬
林重男氏は、文部省が組織した原子爆弾災害調査研究特別委員会、学術調査団の一員となり、スチールカメラマンとして広島の街を写真に収めました。オリジナルフィルムは232枚。全て、こちらの資料館に寄託されています。
林氏は、東京生まれ。東京育ち。2002年に84歳で永眠。
1945(昭和20)年10月1日に、広島へ。13日から長崎で撮影。約3週間かけて回ったようです。パノラマ写真は、5日に撮影されたもの。
上の写真は、下村時計店。爆心地から、約620mの距離。
このパノラマ写真は、隅から隅まで見ましたが、信じがたい光景で、これが60年以上前には実在していたのであるから、この写真は忘れてはならない記憶だと実感します。
Sora
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by sora_atmosphere | 2007-05-08 23:04 | 旅/Travel